「なぜ見たの?」
「韓国映画に対する向き合い方が分かってきたところで、これを誉める文言をネットで見たから」
「結果は?」
「凄く面白かった」
「感想は?」
「昭和30年代の日本映画を見ているような気がするが、登場するゲーム等は1980年代」
「貧乏くささと暴力と無茶な拷問が、日本にもあった風景に見えるわけだね」
「遠い世界の話ではないと思った」
「それだけ?」
「あとね、主人公は英語読めないの。相棒のソウルから来たエリートは読めるの。そのあたりも、グッと来た。DNA鑑定をアメリカに依頼していることもね」